南牧村は「なんもくむら」と読みます。
人口2,100人程の過疎の進んだ村です。
群馬県の西部に位置します。
関東地方でも稀な、大変美しい自然を残す村です。
鉄道は通ってませんが、上信越自動車道の下仁田ICから約20分という、自動車ではとてもアクセスの良い村です。
コンニャクと長ネギは、現在では隣りの下仁田町が有名ですが、実際には南牧村が元祖だそうです。
その他には炭が有名です。
南牧村には日本一が2つあります
- 高齢化率57.27%
- 少子比率3.47%
小中学校は元々3校ずつ存在してましたが、現在ではそれぞれ1校となってしまいました。
子供の教育の問題で、南牧村を出る家族も増えています。
この状況を何とかしようと考える村人が大変多く、外部の人間の提案にも熱心に耳を傾けます。
私も何度も足を運び、村長さん、村役場の方、商工会の方、商工会青年部の方、村議会議員の方、お寺の御住職など、多くの村人と交流ができるようになりました。
皆さん揃ってこちらの提案に対して熱心に意見を言っていただけます。
全国No.1に
2014年に発表された日本創成会議の調査結果で、2040年までに消滅する可能性のある自治体のトップとして南牧村が挙げられました。
ショッキングな調査結果でしたが、私が南牧村と関わりはじめた6年前(2010年)から高齢化率全国1位、少子比率全国1位と聞いていたので、ある程度予想していた結果だったのではないかと思います。
ただ、「負」の部分でも全国1位なので、これを逆手にとってアピールすることができるようになったと思います。
また、全国1位になったお陰で、NHKをはじめとする全国ネットのテレビ局が、頻繁に南牧村を取り上げてくれるようになりました。
そういった意味では、南牧村はとても「ツイテる」村なんだと思ってます。
古きよき日本を残す南牧村
2040年までに消滅する可能性のある自治体として全国No.1の南牧村ですが、その分昔懐かしい雰囲気をもつ、自然の大変美しい村です。
表紙に使用した写真のような自然は、ほんの一部です。
東京方面から多くの人を南牧村へご案内いたしましたが、皆様揃って自然の美しさに感動してました。
自然は破壊することは簡単ですが、二度と取り戻せないものでもあります。
このような美しい自然は、お金では絶対に買うことの出来ない大きな村の財産です。
この音楽村計画では、美しい自然を保ったままでの開発を理想としております。
※写真は、黒瀧山不動寺の鐘突き堂で演奏する、尺八演奏家の安島瑶山氏
南牧村の他所には無い特色
- ケーブルテレビ局がある
- ほぼ全世帯にケーブルが行き渡っている(インターネット環境が整っている)
- 役場に観光に関する部署が2012年4月に新設されたばかり
- 黒瀧山不動寺、蝉の渓谷、滝(十数箇所)など、観光資源は豊富
- コンビニエンスストアが1件もない
- 信号機は1箇所のみ
- 関東最大級の火祭りがある
- ミヤマクワガタが多く生息している
※写真は関東最大級の火祭り「火とぼし」